2010年に861万人だった訪日外国人数は、2018年には3119万人へと急増しています。
また、留学生のパートタイマーを含めた外国人労働者数は同期間に65万人から146万人となり、「改正入管法」で増加する人数を加えると、遠からず日本は約200万人の外国人が働く国となります。
平成から令和になり、日本は身近に多くの異文化が混在する「内なる国際化」に向けて大きく歩みを進めていくことになります。
2017年に一般社団法人グローバル人材キャリア支援協会は「外国人材と協働したい企業」と「日本企業で活躍したい外国人」の架け橋となるべく発足しました。
これまでさまざまな企業、学校、留学生の皆さんと一緒に「日本の職場で活躍する人材の育成」をテーマに活動してまいりました。
そして、日本の文化、習慣などに興味を持ち、この国で働くことを夢見る外国人が、多様化の途上にある日本の風土の中で、所属する組織と共に生き生きと成長していく姿を思い描き、共生する社会の実現に向けたチャレンジを続けていきます。
さて、活動の一環として実施している「グローバル人材ビジネス実務検定」は、日本で働く、または就業を希望する外国人を対象とした、ビジネス遂行能力などを総合的に判定するための試験です。
受験者は、多様化が進行している企業など日本の組織の中で働くためのビジネス基礎力や人間関係構築力を習得でき、また、企業等では就業を希望する外国人の能力を客観的に評価することができます。この検定が、国内外において一層の認知が進み、日本で働く力を計るスタンダードになるように努力をしてまいります。
今後も当協会への温かいご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。